こんにちは。
アラフォー専業主婦のCoccaです。
以前の記事『専業主婦になってから挑戦した10のこと』でも書きましたが、
私は専業主婦になってからFP2級(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)の資格を取得しました。
今日はその経緯について詳しく書いていきたいと思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)とは?
そもそも、「FP(ファイナンシャルプランナー)」とは何かというと・・・
顧客である個人や中小企業事業主の相談に応じて、顧客の資産に関する情報を収集・分析し、顧客のライフプランやニーズに合わせた貯蓄、投資、保険、税務、不動産、相続、事業継承等についてのプランを立案し、アドバイスを行う、資産相談に関する専門家をいいます。
『一般社団法人 金融財政事情研究会』HPより引用
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取ろうと思ったきっかけ
私がFPの資格に興味を持ったのは、じつは専業主婦になる前のことでした。
当時はマスコミの世界で働いていたのですが、ある日夫から、
「そろそろマンションでも買おうか?」
という提案がありました。
いずれマイホームは欲しいと思っていたので、その提案自体はとても嬉しかったのですが、ここで心配事が・・・
わが家は、夫が会社員ではないため(個人事業主みたいなもの)、住宅ローンをひとつ組むにも、常に「不安定」という言葉がつきまといます。
マンション購入の話が具体的になればなるほど、不安はつのっていきました。
もし審査が通れば、住宅ローンは夫の単独名義で組もうということになっていたので、ローンの支払いを夫に任せるぶん、せめて私は「知識」を身につけないといけないなと思い、住宅ローンに関する書籍をはじめ、不動産関連や金融関連の本などもたくさん読むようになりました。
そうしたなかで、
という思いに至り・・・その当時、バタバタしていた大きな仕事が一段落したタイミングだったこともあり、まずはFP検定試験の初級にあたる「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」の試験に挑戦してみることになったのです。
FP3級の勉強方法&勉強時間
資格試験への取り組み方(勉強方法)は、人それぞれ違ってくると思いますが、私はシンプルに「独学」でいけるところまでいってみようと決めました。
勉強を始めるうえで最初にしたことは、テキストの購入です。
FPのテキストはたくさん出版されているので、事前にネットで評価をチェックし、かつ、書店で実際に手に取ってみて、しっくりくるものを選びました。
私が実際に購入したのは下記の4冊です。
- 『みんなが欲しかった!FPの教科書3級』
- 『FP技能士3級 重要過去問スピード攻略』
- 『3級FP技能士(学科)精選問題解説集』
- 『3級FP技能士(実技)精選問題解説集』
あとは無料で公開されている過去問を数回分こなせば、試験対策としてバッチリです。
【FP3級の勉強時間】
勉強時間は1日3時間。これを4週間ほど続けました。
そして試験当日までのラスト1週間は1日5時間ぐらい勉強していたと思います。
FP3級の試験勉強期間は全部で5週間ほど。
短期集中で挑んだので、休みは1日も作らずに毎日勉強していました。
試験当日は、午前中に「学科試験」、午後に「実技試験」がありました。
FPの資格は、銀行や保険会社に勤めている方なども多く受験されるようです。
試験前、試験会場の待機スペースにいたときのことですが、すぐ近くにグループで受験しに来ていた方々がいて、「合格すると会社から手当てがもらえる」という話をしていたので、私は何食わぬ顔を保ちつつ、興味津々で聞き耳をたてていました(笑)
彼女たちの冗談をまじえた雑談を聞いているうちに、こちらも緊張がほぐれてきて、思ったよりもリラックスして試験に挑めたような気がします。
そして結果は「合格」。まずは第一段階をクリアすることができました。
FP2級の勉強方法&勉強時間
このまま勢いに乗ってFP2級に向けて勉強をスタート!
となればよかったのですが、FP3級に合格後は仕事が忙しくなったことを言い訳に、FP試験のことは頭の中からすっぽりと抜け落ちてしまいました。
そんな私が再びFPについて考え出したきっかけが、まさに「専業主婦になった」ことでした。
仕事を辞めて収入がなくなるということは、否応なしに、これまで以上に「お金」と真剣に向き合わなければいけなくなるということ。
お金の心配をしないためには、「支出を減らす」「仕事以外の収入をつくる」など、具体的な行動を何か起こさないといけないなと思ったときに、
「お金の基本を学ぶために、やっぱりFP2級は取っておこうかな」
という結論に至ったのです。
このときも勉強は「独学」。
テキストは3級のときと同じシリーズの2級バージョンを購入しました。
ちなみに私が実際に使用していたテキストはこちらです。
- 『みんなが欲しかった!FPの教科書2級』
- 『FP技能士2級 重要過去問スピード攻略』
- 『2級FP技能士(学科)精選問題解説集』
- 『2級FP技能士(実技)精選問題解説集』
テキストは毎年新しくなるので最新版を買うことをおすすめします。
テキストによって発売日は異なりますが、だいたい5月から7月にかけて新しいものが出ることが多いです。
問題集をざっと読んでみたところ、3級の問題と比べるとかなりむずかしく感じたため、勉強時間も多めに取ることにしました。
【FP2級の勉強時間】
勉強時間は、まず1日3時間を1ヵ月間続けました。
その後、1日5時間に増やして2ヵ月と1週間。
そして試験当日までのラスト1週間は、1日8時間ほど勉強していたと思います。
FP2級の試験勉強期間は全部で3ヵ月と2週間ほど。
つらいときは、「週に1日は休んでもOK」というルールも作っていました。
ちなみに、「ファイナンシャル・プランニング技能検定」の試験科目は、下記の6分野から構成されています。
①ライフプランニングと資金計画
②リスク管理
③金融資産運用
④タックスプランニング
⑤不動産
⑥相続・事業継承
FP2級を勉強するときの注意点
これからFPの資格を取りたいと思っている方にぜひお伝えしたいのは、
もし3級のあとに2級も取得したいと考えている場合は、3級に合格したらすぐに2級の勉強に取りかかったほうがいいということです。
FPの3級と2級は試験科目が同じ(どちらも6分野)なのですが、2級は3級と比べて、より深い知識を問われることになります。なので、3級の知識がまだ頭に残っているうちに2級の勉強を始めたほうが絶対的にラクですし、有利だと思います。
私は3級を取得してから2級を取得するまでに、2年以上も時間をあけてしまったため、いざFP2級の勉強を始めてみると、
「まったくなんにも覚えていない…」
という状態で絶望しました(涙)
なので、FP3級合格の延長線上で2級の勉強を始めることを強くおすすめします。
1からやり直すのは、正直しんどかったです。
FP2級試験の結果
FP2級の試験には、無事に「合格」することができましたが、3級のときのような余裕はまったくありませんでした。
とくに「金融資産運用」の点数は悲惨そのもの。
なんとか、「不動産」と「相続・事業継承」の問題で点数を稼げたのでよかったですが、本当に危なかったです。
そういう事情もあり、いまでも1日に30分~1時間は「金融資産運用」の勉強を続けています。
まとめ
FP2級を取得したことで、これまで知っているようで知らなかったお金の知識を身につけることができました。
専業主婦になり、働いていたときと比べると、「お金との付き合い方」を変えざるを得なかった部分もありますが、いまのところうまく対応できていると思います。
年金・住宅ローン・税金・保険など、お金に関する基本的なことを広い範囲で学ぶことができるので、主婦の方にはおすすめの資格です。
また、FP2級合格後には「AFP認定研修講座」も受講したので、それについての記事も近日中にまとめさせていただきます。
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