主婦の暮らし

AFPの資格取得に挑戦【認定研修を受講&提案書を作成】

こんにちは。
アラフォー専業主婦のCoccaです。

以前、『【独学】私がFP2級を取得した理由【主婦におすすめの資格】』という記事を書いたのですが、今日はFP2級のあとに取得した「AFPの資格」についてまとめてみたいと思います。

FP2級の試験は「記憶力」との戦いでしたが、AFP認定研修は「忍耐力」との戦いでした…

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)とは?

そもそも、「AFP」とは何かというと…

FPとして必要かつ十分な基礎知識を持ち、相談者に対して適切なアドバイスや
提案ができるFP技能を習得したものに与えられる資格です。

※『日本FP協会』HPより引用

簡単にいうと「お金」の専門家です!

「FP2級」と「AFP」の違いとは?

FP2級(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)とAFPの大きな違いは…

・FP2級は国家資格

・AFPは民間資格

ということです。
つまり資格試験を実施している団体が微妙に違うのです。

・FP2級の試験は「金融財政事情研究会」「日本FP協会」

・AFPの試験は「日本FP協会」

という機関が実施しています。

難易度は、FP2級=AFPと言われているようです

AFP認定者になるには

AFP認定者になるためにはいくつかの方法があるのですが、私の場合は・・・

  1. 「FP級」に合格する。
  2. そのうえで「AFP認定研修講座」を受講。
  3. そして「提案書」を作成して提出。
  4. 提案書が合格したので、日本FP協会にAFPの登録を申請。

という4つの手順を踏みました。

ちなみに、FP2級の試験には「独学」で合格しましたが(詳細は以前の記事で触れているので割愛します)AFP認定研修は「通信講座」を受講。

選んだのは資格の学校「TAC」のコースです。

AFP認定研修講座
受講料:22,600円
※2018年当時の受講料です

「TAC」以外にも、「LEC」「資格の大原」「ユーキャン」「フォーサイト」「みずほ総合研究所」など、認定教育機関に指定されている機関であればどこで受講してもいいそうです。

カリキュラムや受講料などを見比べて、自分にあったところを選ぶことをおすすめします


私がTACを選んだ理由は…

「わからないところがあればメールや書面で質問できる」という制度があったからです。

通信講座の場合、学校によっては、質問には応じないところもあるようなので(そのぶん受講料が安かったりします)、ひとりで勉強することに自信がない人などはきちんと確認してから申し込んだほうが安心かもしれません。

実際には、わからないところはネットで調べて解決できたので、質問は一度もしないですみました

AFP認定研修講座の内容

「AFP認定研修講座」では具体的に何をするのかというと…

自宅に送られてきた教材をもとに、認定研修の修了課題である「提案書」というものを作成して提出(郵送)します。

教材は「テキスト」が8冊と、それとは別に「講義DVD」が2枚入っていました。

DVDの講義は2枚合わせて5時間ほどなので、早い人は1日で終わらせられると思います。
私は1日30分しか進められなかったので(サボったため 泣)、10日もかかってしまいました…

そんなことより、「提案書」って何? と思われる方も多いですよね

提案書とは…

顧客から相談を受けたFP(ファイナンシャルプランナー)が、お客様の希望にそったファイナンシャルプランを提案し、その内容をわかりやすく報告書のようなかたちにまとめて提出するもののことです。

具体的にいうと…


顧客の「佐藤一郎さん(仮)」から老後の経済面での不安について相談を受けました。

定年退職後に佐藤さんのご家族が経済的に困窮することなく、老後も旅行や買いものなどを十分に楽しめるようにするためには、一体どんなことをすればいいのか、具体的なファイナンシャルプランを考えてください。


というような設定が与えられるので、私たち受講者は、佐藤一郎さんのデータ(家族構成・年収・預貯金・住宅ローンの残高・加入している生命保険など)をもとに、

  • 「住宅ローンを繰上げ返済しましょう」
  • 「保険を見直しましょう」
  • 「資産運用を行ないましょう」

などの助言を、具体的な数字を提示しながら、提案書にまとめていくという作業を行ないます。


つまり、実際の相談業務に近いシミュレーションを実行していくという訳です。

提案書の作成方法については、講義用のDVDで勉強すれば、きちんと流れがつかめるようになっているので、未経験者でも安心して取り組むことが可能です。

私は壁にぶつかって、数日間課題を見なくてすむように引き出しに押し込んでいた期間もありました(恥)


提案書の作成は、とにかく数字(金額)をたくさん扱うので、「むずかしい」というよりも「面倒くさい」と感じる人が多いと思います。逆に、そういった作業に達成感ややりがいを感じる人はFPに向いていると思います!

どちらにしても、課題をこなしていくうちに、自分の家計に置き換えて考えることができるようになるので、主婦の方にはおすすめの資格だと思いました。

私の場合は、通信講座の教材が届いてから、約1ヵ月ほどで提案書を提出したと記憶しています。

ちなみに、TACの提案書提出期限は入会から11ヵ月です

認定研修講座の受講者が不安になること

実際に受講してみるとわかるのですが、やはり提案書を作成していくと、「これでいいのかな?」と不安になるところがいくつか出てくると思います。

通信講座だとなおさらそうなりますよね


たとえば、「キャッシュフロー表」を作成しているときに、「どう計算しても数字がズレてしまう…」というような状況も十分起こりえます。

私が提案書を作成していたときも、「123万円」が正しいのか「124万円」が正しいのかで迷ってしまい、しばらく作業が止まってしまったことがありました。

でも安心してください。たぶんどちらでも大丈夫だと思います(笑)

この課題は、「提案書の構成」や「提案書作成の流れ」をきちんと理解できているのかをジャッジされているので、「キャッシュフロー表」の数字をいちいちチェックして不合格になるような可能性は低いそう。

つまり、計算結果や数字の正誤よりも全体的な流れを重視しているのだと思われます。

もしかしたら、提案書の作成につまずいてこちらのブログにたどりついた方もいるかもしれませんが、どうか心配しすぎずに安心して作業を進めてください。

AFP認定研修の結果

これは私のケースですが、提案書を提出してから3週間ほどで、「AFP認定研修修了証明書」というものが自宅に郵送されてきました。

同封された書面には、無事に提案書が「合格」したと書かれていました。

AFP認定研修の提案書は採点方法が明かされていないため、自分が作成した提案書のどの部分が良かったのか、あるいはどの部分が悪かったのか、点数は何点だったのか、などの情報は一切知ることができません。

なので「まな板の上の鯉」状態でひたすら待つしかないのです。

結果を待っている間は私も毎日ドキドキしていました

提案書を提出してから合否がわかるまでの期間は、人によって異なるようですが、ネットで見るかぎり、2~3週間という方が多いみたいです。

仮に不合格になったとしても、提出期限内であれば、再提出することもできるので、そこまでナーバスにならなくても大丈夫だと思います。

AFPに関しては、日本FP協会に登録すると、入会金(10,000円)と年会費(12,000円)がかかるので、お金をかけずに資格をキープしたいという方は、国家資格であるFP2級のみ取得することをおすすめします。

将来の夢

私がFP2級だけではなくAFPも取得することにしたのは、将来的にやってみたいなと思うことができたからです。

何をしたいかというと、まだ漠然としてはいるのですが…

いつか、「不安を抱えている女性たち」の救いになれるような場所を作れたらいいなと思っています

「抱えている不安」は人によって様々だと思いますが、その中にはきっと、「経済的な不安」を抱えている女性も多いのではないでしょうか。

たとえいまはなんの心配がなくても、数年後、数十年後のことを視野に考えていくと、やはり「お金」の問題は悩みのタネになりやすいはず。

もちろん私も将来が不安なひとりです

「独身の女性」「結婚していても子どものいない女性」「独身だけど子どもがいる女性」「夫も子どももいる女性」などなど、立場はちがっても、悩みや不安を抱えている女性は世の中にたくさんいますよね。

少しでもそういった人たちの助けになれるような場所が作れたら嬉しいなというのがいまの率直な気持ちです。

その場所がどういうかたちになるのかは、まだまったく考えていません。
対面形式がいいのか、Webサイトのようなものから発信していくのがいいのか、もっとほかにも方法があるのか、ありとあらゆる角度から考えていきたいと思います。

もちろん、実現するのが何年先、何十年先になる可能性もおおいにあります(笑)

FPの資格は、AFPの上にさらにCFPという資格もあるので、いずれはそちらも取得したいです

まとめ

AFPは、合格してしまえばそれでおしまいという訳ではなく、継続的に学習を続けなければいけない制度が設けられているため、「お金」に関する最新の知識を得ることができやすい環境に身を置けます。

たとえばそれが、月に一度『FPジャーナル』という会報誌が送られてくるとか、各地で行なわれているお金にまつわる講演会などの情報がメールで届くとか、そういう小さな出来事であったとしても、そのたびに、「あっ、そうだ、勉強しないと」という気持ちにさせてもらえるので非常にありがたいです。

具体的に私に何ができるのかは、これからじっくりと考えていくとして、まずは、自分自身が学ばなくてはいけないことがたくさんあるので、これからも自分のペースで勉強は続けていきたいと思います。

サボりがち、投げ出しがち、逃げ出しがちな私ですが、せっかくの人生なので主婦業も勉強もやれるところまでやってみます