こんにちは。
アラフォー専業主婦のCoccaです。
先日友人と食事をしたときに、最近騒音問題で困っているという悩みを打ち明けられました。
じつは私も数年前に騒音トラブルに巻き込まれたことがあったので、友人が感じているストレスが痛いほどわかりました。
今日は、「私自身が経験した騒音トラブル」と「騒音問題の解決法&対処法」について書いてみたいと思います。
「賃貸マンション」での騒音トラブル&解決法
私が騒音問題に悩まされていたのはいまから数年前のこと。
当時は賃貸マンションに住んでいました。
借りていた部屋は15階建てマンションの8階。
マンション自体の造りはしっかりとしている印象でした。
鉄筋コンクリートで二重床&二重天井だったと記憶しています。
そして、私の部屋の上階には、4人暮らしのご家族が住んでいました。
30代のご夫婦と3歳ぐらいのとてもかわいい双子のお子さんたちです。
小さな双子のお子さんがいるということで、上階のご家庭は、おそらく相当な防音対策を施していたと思われます。
なぜなら、普段上の階から聞こえてくる音が、遠くから「コツン」と短く反響する程度のものでとにかく静かだったからです。
それにくわえて、お子さんたちが走る音でさえ、「タッタッタッタッ」という足音が5秒ぐらい続くだけで、その後はピタリと止まっていました。しかもそれが1日のうちに数回あるかないかぐらいなのです。
仮に特注の防音マットを敷いていたとしても、小さなお子さんがふたりいて、そんな生活はなかなかできるものではないはず。
日中も常にそういった感じだったので、奥さまが物音に対してものすごく気をつかってくれているんだろうなというのがひしひしと伝わってきました。
相手が気をつかってくれていることがわかっていたので、こちらも音に対して気になることはなく、平和な日常生活を送っていました。
ですが1年ぐらい経った頃、事態が一変。
ある日突然、朝の4時頃にドタンバタンと大きな音が響いてきたのです。
その日は週末だったので、
「今日は朝早くからどこかに出かけるのかな?」
「出かける準備でドタバタしているのかな?」
ぐらいにしか思っていませんでした。
ですが、その日を境に、毎日のように朝の4時頃になると、ドタンバタンと大きな音が響くようになり、それはやがて日中や夜の時間帯にもおよぶようになりました。
何か様子がおかしいなと思い始めた頃、今度は朝の5時過ぎに「ピッピッピーーー」と大きな笛の音が鳴り響き…
音の伝わり方からして、どこかのお宅が窓を開けたまま笛を吹いていることがわかりました。そして、その瞬間にもわが家にはドタバタ音が響いていたので、笛もおそらく上階からのものだと推測できました。
急にどうしたんだろうな…と不思議に思いつつ、連日の騒音で寝不足に悩まされ、当時は仕事をしていたこともあり、かなりのストレスを感じるようになってしまいました(泣)
騒音問題の怖いところは、一度気になりだすと、些細な物音にすら敏感になってしまうことです。さらには、音がしていないにもかかわらず、また大きな音が聞こえてくるのではないかという不安がふくらんで、自分自身で勝手にストレスを作りあげてしまうという悪循環。
このままではマズイと思いつつ、何も解決できないまま、騒音が発生するようになってから1ヵ月ほど経った頃、マンションのエントランスで、マンションのオーナー夫人に呼び止められました。
オーナーご夫婦は同じマンションの1階部分に住んでいて、顔を合わせれば挨拶をしたり、軽く世間話をしたりする間柄です。
そこでオーナー夫人から驚くことを聞かされました。
夫人の話をまとめると…
最近、903号室(うちの上階の部屋)の騒音の件で、いくつか苦情がきている。
下の階のCoccaさん(私)の家にも迷惑をかけているのではないかと気にかけていた。
騒音の苦情(毎日早朝に大きな笛の音が聞こえるなど)が入ったことを受けて、オーナーが直接903号室のご主人と話をしたところ…
じつはいま、903号室の奥さんが、子どもたちを置いて実家に帰っていて(理由は聞きませんでした)、双子ちゃんのお世話をするために、ご主人の両親が故郷から出てきているとの説明があった。
ご主人曰く、
「うちの両親は何もない山奥に住んでいて、集合住宅で暮らしたことがないので、騒音に対する常識みたいなものが欠けているところがある。そのため悪気なく、早朝から音を気にせずに活動してしまっているかもしれない。自分は朝早くから仕事に出かけてしまい、帰りも遅かったので、親がどんな音を出しているのかわからなかった。今後は気をつけるように注意しておく」とのこと。
そういう事情があるので、Coccaさん(私)もしばらく様子をみてほしい。
もし今後も騒音が続くようであれば、連絡してください。
というのがオーナー夫人の話でした。
事情を聞いて、「なるほど…」と妙に納得。
あれだけ音に対して配慮していた上階の奥さまが、突如としてうるさくし始めることのほうに違和感があったからです。
早朝から窓を開けて笛を吹いたりしていたのも、早起きをした孫を喜ばせるためにおじいちゃんやおばあちゃんが良かれと思ってしていたことなのかもしれないと考えると腑に落ちました。
ただ残念なことに…その後も朝早くからドタンバタンと大きな音が響いてくることに変わりはなく、騒音は継続。
救いがあったとすればそれは、この騒音問題が起こる前から、私はその4ヶ月後に引越しすることが決まっていたこと。
騒音が続いたとしても最悪4ヵ月間ガマンすれば、新居に移れるというのが心のよりどころになっていました。
遮音性抜群の「耳栓」
当時は引越しまでの4ヵ月間(とくに睡眠中)をどう切り抜けるかを考えていました。
まず試したのは…単純ではありますが、寝るときに耳栓をつけること。
もともと凝り性なところもあり、ここぞとばかりにありとあらゆる耳栓を試し、ようやくぴったりなものを発見しました。
それが、MOLDEXの『スパークプラグ』という耳栓です。
2組(4個)入りで、ケースもついていました。
買いだめしてしまったため、騒音問題が解決されたいまも、自宅で大切に保管しています(笑)
耳にとてもフィットするので、遮音性抜群で、音が大幅にカットされます。
この耳栓のおかげで2日に1回ぐらいは、早朝のドタバタで目を覚まさなくなりました。
また、自宅で仕事をしているときなどにも、ある程度音を遮断してくれるので、集中して取り組むことができたのがありがたかったです。
「分譲マンション」での騒音トラブル&解決法
そして私の知人も、以前騒音で悩んでいたことがあるそうです。
彼女の場合は、分譲マンションを購入したあとに問題が起こりました。
毎日11時頃に1時間と、21時頃に1時間、大人が走りまわるような音が聞こえてきたというのです。
引越しの挨拶のときに、中学生のお子さんがふたりいると聞いていたので、「もしかしたら家庭用のルームランナーでも使っているのかな…」と考えたりもしたそう。
ドタバタと大きな音も響いてくるのですが、それ以上に振動もともなう音だったため、耳栓やヘッドホンをしていてもまったく効果がないのがツラかったと話していました。
毎日2時間とはいえ、これ以上続くと、上階の住人に対してイヤな感情がわいてしまうと判断した知人は、思い切って相手側にお手紙を書くことに。
本来なら管理会社を通したほうがいいのはわかっていましたが、引越しの挨拶の際に上階の方とやりとりをした感じからして、「絶対に悪い人ではない」という印象を受けていたため、個人的に手紙を出すことに決めたそうです。
手紙は、苦情ではなく、お願いというかたちをとり、
「わたくしの勝手を申しまして大変恐縮ですが、11時頃と21時頃からそれぞれ1時間ほど続く物音を、あと少しだけおさえていただくことは可能でしょうか。ご一考いただければ幸いです」
というような内容の文面を、これでもかというぐらいに丁寧に便せん1枚にまとめて、高級菓子をそえて、相手側の玄関先に置かせてもらったとのこと。
すると、その日の夜、上の階のご夫婦があわてた様子で知人の家にやってきたそうです。
じつはここ最近、洗濯機の調子が悪くて、稼働させるたびに洗濯機が大暴れしていたとのこと。
ただその洗濯機は購入してからまだ3年しか経っておらず、大暴れする以外は普通に使用できたのでそのまま使っていたらしく…
「洗濯機うるさいな」と家族もみんな文句を言っていたそうなのですが、まさか下の階にまで響いているとは思っていなかったようなのです。
知人からの手紙に、物音がする時間帯が明確に書いてあったことから、「洗濯機をまわしている時間だ!」とすぐにわかり、謝罪に来られたようでした。
上の階のご夫婦は共働きだったため、夜は帰宅後に、午前中は予約タイマーで、それぞれ洗濯機を稼働させていたそうです。
知人とそのご家族はお互いに話し合って、洗濯機を買い換えるまでは、知人が外出している時間帯に洗濯機をまわすことで騒音問題は無事に解決したとのことでした。
知人も騒音トラブルに巻き込まれたときは、ついイライラしてしまったそうですが、感情的にならず、あくまでも低姿勢をつらぬいて手紙を出したことで、平和的な解決ができたようです。
これは相手側の性格・人柄にもよりますが、あえて管理会社を通さないことでスムーズに事が運ぶこともあるんだなと勉強になりました。
相手側も気づいていないうちに騒音を出してしまっているケースもあると思うので、どれだけストレスがたまっていても、攻撃的にならず、やわらかく、丁寧に、笑顔で接してみるとうまくいくのかもしれません。
騒音問題の解決法&対処法
もし、いま騒音に悩んでいる方がいたとしたら、その気持ち本当にわかります。
ものすごくしんどいですよね。
私が騒音でいちばんストレスをためこんでいた時期は、外出先でさえ「騒音」のことを考えてしまい、「家に帰るのイヤだな…」と帰宅恐怖症みたいになっていました。
理不尽ではありますが、賃貸物件にお住まいであれば引っ越すことを視野に入れて考えるのが現実的であり、いちばんの解決法だと思います。
ストレスで心身のバランスを崩してしまったらそれこそ大変です。
分譲の場合は、すぐに身動きは取れないかもしれませんが、解決の糸口は小さなところにあるかもしれません。
まわりに話せる人がいたら、思いきり愚痴をはき出させてもらうだけでも心がスッキリするのではないでしょうか。
先日、現在進行形で騒音に悩んでいる友人と食事をしたとき、私たちは騒音問題の解決策や対処法について話していました。
友人は、
- ヤマハの防音室をレンタルしようかな…
- バルコニーに小さなテントでも張ろうかな…
- しばらくビジネスホテルに泊まってリフレッシュしようかな…
- 騒音主ととことん仲良くなろうかな…
と、本気半分冗談半分でいろいろと案を出していました。
騒音問題でなによりも大事なのは、自分自身に逃げ道を作ってあげて、思いつめないことだと思います。
当事者になるとそんな余裕もなくなるのも本当によくわかりますが、どうかストレスをため込まないでください。それがより自分の状況を追いつめてしまうと思うので…
経験者として、1日も早く解決することを願っています。