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【ネタバレあり】『凪のお暇』あらすじ&感想【ドラマ化決定】

こんにちは。
アラフォー専業主婦のCoccaです。

先日、『2019年6月にやりたいことリスト』の記事の中で、「夏ドラマの原作を読む」と書いたのですが、さっそくその中のひとつ、『凪のお暇』を読んでみたので、今回はそちらのあらすじ&感想をまとめてみたいと思います。

記事の後半では「読書のおとも」も紹介させていただきます♪

『凪のお暇』とは

コナリミサトさんの『凪のお暇』は、現在秋田書店「Eleganceイブ」にて連載中の人気マンガです。

こんな私をやり直し。
大島凪28歳の、人生リセット物語。

秋田書店『凪のお暇 特設サイト』より引用

2019年6月時点で単行本は5巻まで発売されています。

そして、2019年7月からはTBSの金曜ドラマ枠(22時~)で放送予定。

主人公の大島凪役には黒木華さん、
凪の元カレ・我聞慎二役には高橋一生さん、
凪のアパートの隣人・安良城ゴン役には中村倫也さんが
それぞれキャスティングされて話題を呼んでいます。

ほかの出演者が誰になるかも楽しみですね♪

『凪のお暇』あらすじ

それではさっそく、『凪のお暇』のあらすじを書いていきたいと思います。

※以下、ネタバレがありますのでご注意ください。

主人公の大島凪(28)はとにかく空気を読んでしまう女性です。
不満があってもニコニコし、無理をしてでも周囲に合わせてしまう性格の持ち主。

その結果、職場では仕事を押しつけられ、恋人からは見下したような態度を取られ・・・

ですが凪はそれでも毎日を懸命に過ごし、唯一の趣味である「節約」を楽しみながら、ささやかな日々を送っていました。

そんな凪はある日、同僚女性たちが「絶対に大島さんみたいになりたくない」と自分のことをバカにしていることを知ってしまいます。

また、恋人の我聞慎二が「(凪とは)結婚はない。アッチ(夜の営み)がいいから会ってるだけ。1回食った後の野菜とか育てて、何回も食ってて…作るメシも貧乏くさいし」と話しているのを聞いてしまいます。

1度食べた豆苗を育て直し、それらを使った料理を我聞にふるまっていた凪は大きな衝撃を受けました。毎回「うまい」と言って食べてくれていたのは嘘だったの?――

ショックを受けた凪は、過度のストレスから過呼吸を起こして倒れてしまいます。

これをきっかけに、凪の新しい人生がスタートすることになるのでした。

①すべてを捨ててボロアパートに引っ越す

何もかもに疲れてしまった凪は、仕事を辞め、彼氏とも別れ、都心の2LDKの部屋から郊外の6畳1間の古いアパートに引っ越します。

家賃3万円、お風呂トイレ付き、エアコンなしの物件。

服や家具など、持っていたモノはほとんど捨て、毎日1時間かけてブローしていたサラサラのロングヘアも、本来の状態であるクルクルのクセ毛に戻しました。

預金残高は100万円。今後のことはまだ何も決めていません。

無職なのでとにかく質素に、節約ライフを心がけます。

節約自体は得意な凪なので、食費を浮かせたりするのはたやすいことでしたが、どこかにまだプライドのようなものが残っているところがありました。

たとえば、エアコンのない部屋はとても暑くてろくに眠ることもできないのに、ゴミ置き場に捨てられたまだ使えそうな扇風機は、プライドが邪魔して拾うことができないでいます。

②同じアパートの住人たちとの交流

そんな凪に変化が訪れたのは、同じアパートに住む住人たちと交流を持つようになってから。

年配女性

凪の部屋の上階に住んでいたのは、ひとり暮らしの年配女性。

自動販売機のおつりをあさったり、パン屋さんでパンのミミをもらったりしている年配女性の姿を見かけるたびに、凪は「将来私もあの人みたいになるのでは…」と不安を感じていました。

ですが、じつはその年配女性は映画鑑賞が大好きで、自分の部屋をシアタールームのようにして人生を楽しんでいることを知ります。

自分にとって必要なものとそうでないものをうまく取捨選択しながら生きる年配女性の姿に凪は「豊かさ」を感じました。

凪は年配女性と交流を深めたことで、ゴミ置き場の扇風機を拾うことができたのです。

隣人の男性:安良城ゴン

凪の隣の部屋に住んでいた安良城ゴンは、怪しげな風貌の男性。
長髪で腕にはタトゥーが入っています。

近寄りがたい雰囲気のゴンでしたが、話してみると意外にも優しい人。

クラブイベントを企画したりDJをしながら生計をたてているとのこと。

凪にとっては生れて初めて接するタイプ。
にもかかわらず、一緒にいて非常に心地のいい存在になっていきました。

隣人の女の子:うらら&うららのお母さん

ゴンさんとは反対側の隣の部屋に住んいたのは、うららちゃんという小学生の女の子とそのお母さんです。

母子家庭で育った凪は、自分の小学生の頃の姿といまのうららちゃんの姿とを重ねてしまい、なんだか放っておけません。

うららちゃんが凪になついてくれたことから、ふたりはお互いの部屋を行き来するほど仲良しになっていきます。

一方、うららちゃんのお母さんは夫を亡くした未亡人。

美人でおとなしい性格なので、ママ友たちから嫌味を言われても言い返したりはできないのですが、じつはガテン系でバリバリ働く頼もしい女性。

凪が悩んでいるときには、そっと手を差し伸べてくれる優しい親子なのです。

③元カレの未練

凪のことをひどい言葉で傷つけた元カレの我聞。じつは凪に未練タラタラでした。

営業部のエースでモテモテの我聞は、本当は凪の節約ごはんも、凪の控えめな性格も、凪の容姿も、凪のすべてが大好きだったのに素直になれませんでした。

このゆがんだ性格は生まれ育った家庭環境に原因があるのですが、凪を前にすると、いつも上から発言するようなモラハラ気質が出てしまいます。

ほかの人の前では誰よりもうまく立ちまわることができるのに、凪の前では、好きな子を前にした小学生のように意地悪なことを言ってしまうのです。

ようやく凪の新しい住所を知った我聞は、すぐに彼女のアパートを訪ねます。

でも、やはり本心は口にできず、凪のクセ毛を意地悪くいじったり、「ブスになった」と言ってみたりして、凪を再び傷つけてしまいました。

本音は、何もない凪のアパートの部屋を見て、凪が本当に変わろうとしていることにショックを受け、どうしていいのかわからなくなっている状態だったのに――

戻りたいのに素直になれない。歯車がかみ合わない。
我聞と凪はお互いの気持ちを理解できないまま、すれ違い続けます。

④新たな恋の予感

ひきずる我聞とは反対に、凪は前を向いて歩こうと頑張っていました。

失業保険の手続きで訪れたハローワークで同世代の坂本さんという無職仲間の女性と出会い、紆余曲折を経て友達になります。

そんな坂本さんに半ば強引に婚活パーティーに連れていかれ、そこでのある出来事をきっかけに、凪は自分の恋愛観を見つめ直すことに。

もしかして自分は「慎二の肩書を好きだったのではないか」と自己嫌悪におちいります。

そして、隣人のゴンと親しくなるにつれ、少しずつ彼の人間性に惹かれていることに気づくのでした。

⑤実母との関係

凪は子供のころから母親のことが嫌いでした。

本当は自分が思っていることを誰かが言っていたテイで伝えてくるところも、
罪悪感をあてこすりにするような叱り方をするところも、
自分は悪くならないように細工するところも、
外では良い人ぶるところも、
とにかく口やかましいところも、
そういうところすべてにうんざりしていたのです。

そして何より、そんな母親から何か言われるたびに、いまだに言いなりになってしまう自分に嫌気がさしていました。

凪はこの母親との関係もどうにかしないといけないと考えています。

⑥恋にのめりこんでボロボロに

隣人のゴンと日に日に距離を縮めていく凪。

そのときに欲しいと思っている言葉を的確に投げかけてくれるゴンを、凪は本気で好きになっていきます。

ゴンも凪に好意があったので、あっという間にふたりは相思相愛状態に。

ですが、男女の関係になってから凪は初めて知るのです。

ゴンの優しさは自分だけに向けられたものではないということを。

ゴンは本当に凪のことが好きでした。でも同じぐらい他の人たち(老若男女問わず)のことも好きなのです。つまりは博愛主義。

凪はそれでもいいと思っていました。
ゴンが自分以外の誰と付き合おうと仕方がない。一緒にいるときにこんなに幸福感を味わえる男性は他にはいないと自分自身に言い聞かせます。

その結果、凪の生活は激変していきました。

ゴンが仕事をしているクラブに出入りするようになり、生活は昼夜逆転。
お昼過ぎまで寝て、起きたらコンビニで食料を買う。これまでの節約生活が嘘みたいにどんどんお金を使います。

顔色も悪く、誰が見てもボロボロな姿に変わってしまったのです。
でも、まわりからいくら忠告されても凪は聞く耳を持ちません。

そんなある日、ゴンの部屋から出てきた若い女の子を見かけた凪は、その女の子が自分と同じような顔色をしていることにハッとします。
あんなにかわいかった女の子がヤツれてしまって見る影もありません。

これはマズイ・・・
凪はようやく自分の状況を冷静に受け入れることができました。

⑦自分の足で立つということ

ゴンに依存してしまったことを反省した凪は、夜中にもかかわらず、買ったばかりの自転車をこいで海に向かいます。そうでもしないといてもたってもいられなかったのです。

その途中で行きついたスナック。

スナックのママ&ホステスさんたちと話をしているときに凪は言われました。

「幸せの青い鳥は探すもんじゃない!食うもんだってことさ」と。

そしてボロボロの凪にママがおいしいトリテリ丼をふるまってくれたのです。

「幸せの青い鳥はスーパーでパック売りされてたんやな」
「青い鳥はおいしくいただいて、自分のガソリンにするもんさ」

と励まされます。

ホステスたちと別れた凪は、再び海に向かいました。
そして
ようやく到着したその海は、ちっともキレイではありませんでした。

でも自分ひとりの力で走ってみて、道を間違っても、立ち止まっても、必ず見えてくるものがあることに気づいた凪なのでした。

⑧凪の新しい生活

自分の中でふんぎりがついた凪は、ゴンとの関係にも区切りをつけます。

ですがそれは悲壮感あふれるものではなく前向きで明るいもの。
そんな凪の姿にゴンはいままで接してきた女の子たちとは違う何かを感じていました。

一方で、凪は先日お世話になったスナックで裏方(雑用係)として働くことになります。

スナックではちょっとした会話もうまくできず、自分のコミュニケーション能力の低さを痛感した凪。

同時に元カレの我聞の、人とのかかわり方のうまさを思い出すようになりました。
凪は我聞のことを、肩書だけではなく、ちゃんと尊敬していたことに気づきます。

そんなタイミングで、凪と我聞は再会します。

そしてゴンは凪に対して初めての感情を持ち始めていました。

さらに、我聞のことをひそかに慕う美人な同僚も現われて・・・

ここまでが、1~5巻までのお話になります

今後の展開がますます見逃せません!

『凪のお暇』感想

『凪のお暇』1~5巻まであっという間に読み終えてしまいました。

女性が仕事を辞めて、アパートの1室でひとり暮らしをする日々を描いた作品といえば、群ようこさんの『れんげ荘』シリーズや、いけだたかしさんの『34歳無職さん』などがありますが、私はこの手の作品がすごく好きです(笑)

私自身は1年半ほど前に仕事をやめて、いまは専業主婦をしているのですが、もし結婚をしてなかったとしても、きっと仕事をやめて、彼女たちと同じように6畳ぐらいのワンルームの部屋を借りて、2年間ぐらい貯金を切り崩しながら生活していただろうなと思ったり・・・

『凪のお暇』の主人公は20代ですが、『34歳無職さん』の主人公は30代、『れんげ荘』の主人公は40代です。

女性がふと立ち止まりたくなる瞬間や、人生を変えたくなるタイミングって、いくつで訪れるのかも、何度やってくるのかもわかりませんよね。

だからこそ、この作品も幅広い層から共感&支持を得ているのだと思います

この物語の主人公、大島凪は28歳で立ち止まり、「絶対に変わりたい!」という強い意志のもと、それまでの行ないを悔い改めるような行動をとり成長していきます。

登場人物たちの心の移ろい方に若干のブレはありますが、20代だからこそ(そしてそこに恋愛がからんでいるならなおさら)と思えば、微笑ましく見守ることができます(笑)

この作品がおもしろいのは、物語の内容もさることながら、「節約ネタ」「生活の知恵」「お金をかけない暮らしのヒント」が満載なところ。

つまり主人公の成長ストーリーとしてだけではなく、情報系の本を読む感覚でも楽しむことができるのです。

たとえば・・・

節約レシピとして登場する「土鍋プリン」や「おいもで作ったみたらしのお餅」はマネしてみたいなと思えますし、「白菜まるごと使い切りレシピ」や「ゴーヤのおいしい食べ方」はとても参考になりました。

物語自体はまだラストまでいっていないので今後どのような展開になるかわかりませんが、このあとも最新刊が出るのを楽しみにしたいと思います♪

読書のおともは『俺のベーカリー&カフェ』の「銀座の食パン 香」

そして、今回の読書のおともはこちらです。

 

『俺のベーカリー&カフェ』恵比寿店で購入した「銀座の食パン 香」

「銀座の食パン」は「香」のほかに「夢」という商品があり、このように食パンの右上に焼印が押されています。

「香」は「焼かずにそのまま食べる」のがおすすめで、
「夢」は「焼いてもそのままでもOK」なのだそう。

最初の画像を見ていただくとわかるのですが、焼きたての食パンはビニール袋に入れてもらえないので(冷めてから自分で入れる)、このままの状態で紙袋に入れられて手渡されます。

『凪のお暇』を読みながら食べると決めていたので、帰宅後にさっそく2枚ほどスライスしていただきました。

焼かずにそのまま食べたのですが、ひと口食べて、そのおいしさにビックリ。

もちもちな食感のとりこになってしまいました。

こちらの食パンは、「究極のミルク食パン」をうたっているだけあって、「なかほら牧場」の牛乳をとても贅沢に使用しているのだそう。

とにかく食パン自体が甘くて、バターやジャムなどをつける必要がありません。

お恥ずかしい話ですが、2枚では足りずに追加で2枚ぺろりと平らげ、1時間後にさらにおかわりまでしてしまいました。

どんだけ食べているんだか・・・

「これで太るなら仕方がない」とあきらめがつくほどおいしい食パンでした(笑)

ちなみに翌日以降はそのまま食べると購入日よりは味が落ちてしまったので(それでも十分おいしいですが…)、トーストしていただきました。

大満足です♪

まとめ

今回は、コナリミサトさんの『凪のお暇』についてまとめてみました。

7月からスタートするドラマのほうは、きっと原作とは違ったシーンもたくさん出てくると思いますので、また違った気持ちで楽しみたいと思います♪

このあとは、東村アキコさんの『偽装不倫』を読み始める予定です